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物流環境大賞
AWARD
物流団体連合会では、平成12年6月、物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図り、物流の健全な発展に貢献された団体・企業または個人を表彰する「物流環境大賞」を創設いたしました。
これは、近年、物流分野においても環境との調和がますます重要となっているという現状から、物流部門において、優れた環境保全活動や環境啓蒙活動、あるいは先駆的な技術開発などを行なうことにより、環境負荷軽減の面から物流業の発展に貢献された方々を表彰する制度です。
第22回(令和3年度)表彰受賞者の概要
物流環境大賞 |
(株)ベイシア、河村商事(株)、(株)日本アクセス、(株)関東デイリー、南日本運輸倉庫(株)、(株)ケーツー、昌和商事(株)は、1都14県で店舗ごとに行っていた空ダンボールの回収について、回収拠点を5か所に集約することにより、大幅なCO2排出量の削減を実現した。
また、輸送にあたっては6輪カート用の被覆材を使用することで、一度の回収量を大幅に増加させた。静脈物流の効率化で、廃棄物であったダンボールについて資源としての高付加価値化を実現し、環境負荷低減と物流効率化の範となる取組みを行っている。 |
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低炭素物流推進賞 |
(株)ランテックは、宮崎県から関西地区へのブロイラーの輸送について、出荷曜日の固定化や定期数量の対応等で、13.5t冷凍車による陸送から15m冷凍セミトレーラーを活用した海上輸送へのモーダルシフトを実施し、CO2排出量の削減とドライバーの負担軽減を実現した。
(株)メディセオ、日本貨物鉄道(株)、日本フレートライナー(株)、日本石油輸送(株)は、埼玉県から岩手県への医薬品の輸送について、トラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトを実施し、CO2排出量の削減とドライバーの負担軽減を実現した。
医薬品輸送で重要な温度管理について、新たに2~8℃で72時間管理できる保冷BOXを開発したほか、真空断熱を施したコンテナを使用し、輸送品質を安定させることで実現に至った。
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サステナブル活動賞 |
(株)ランテックは、冷凍冷蔵物流において、「ハイブリッド電動式冷凍機」の開発や省エネ型自然冷媒を使用した冷凍装置等の先進機器の導入など、環境対策を幅広く実施し、CO2排出量の削減を実現した。
輸送に関しては、特許を取得している「ハイブリッド電動式冷凍機」を大型ハイブリッドトラックに搭載し、回生電力を車両走行の動力に活用することで、ダブルのハイブリッドを可能とした。
ユーピーアール(株)、東レ(株)は、合成樹脂製品の輸送について、アクティブRFIDタグ搭載スマートパレット®を導入したことで、空パレットの所在が自動で把握可能になり、効率的なパレット回収網を確立しCO2排出量の削減を実現した。
また、従来はパレット紛失のリスクから顧客先によってはバラ出荷もあったが、同パレットの活用で一貫パレット輸送が実現し、納品先にてパレット単位で作業が行われることにより、ドライバーによる手荷役を大幅に解消した。 |
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先進技術賞 |
プロロジスは、スマートバース、センサーLED照明システム、プロロジススマートボックスなど、最新のIoT技術を活用した物流施設を稼働し、環境負荷低減を実現した。
(株)日立物流は、複数のEC事業者の物流作業を1つのプラットフォームで運用するスマートウエアハウス(EC物流向けシェアリング自動倉庫)を開設し、複数荷主の出荷作業の統一化により、CO2排出量の削減及び自動化による物流効率化を実現した。現在では約30社と契約し、拠点集約によるCO2排出量の削減にも貢献している。
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特別賞 |
SK-II /滋賀工場 (ピー・アンド・ジー(株))と濃飛倉庫運輸(株)は、滋賀工場にて製造する基礎化粧品「SK-II 」の硝子容器の調達物流について、トラックから鉄道へのモーダルシフトを実施した。
ピー・アンド・ジーは調達納期調整を行い、濃飛倉庫運輸は、他荷主の滋賀県から千葉県への鉄道コンテナ輸送が復路空送となっていた部分を活用。関東地区に中継・集積拠点を設置する事で複数の調達先貨物を同コンテナに混載し、積載率を安定化。荷主と物流事業者の相互協力により実現した。
日本パレットレンタル(株)、サッポロビール(株)、サッポログループ物流(株)、エバラ食品工業(株) 、 (株)エバラ物流は、岡山県から九州(大分県・福岡県)への酒類・食品の輸送について、異業種間で共同ラウンド運行を実施し、CO2排出量の削減及びドライバーの負担軽減を実現した。
輸送に関しては、全てパレット化による完全機械荷役としており、作業者の負担軽減を実現した。
日本通運(株)は、外的要因から貨物の汚破損を防ぐ「NEX-NEXT プロテクトBOX」を新たに開発した。これは耐久性が高く繰り返し使用できるため、梱包時の廃棄物削減によりCO2排出量の削減を実現した。
また、本器材は陸海空すべての輸送モードで使用可能で、二段積載による積載効率向上を実現している。
アサヒ飲料(株)、日清食品(株)、日本通運(株)は、茨城県から九州(福岡県・佐賀県)への海上輸送について、アサヒ飲料社の上部空きスペースに軽量物である日清食品社の製品を混載することで、積載効率の向上とCO2排出量の削減を実現した。
JFEスチール(株)、日本通運(株)は、広島県から千葉県への鉄鋼製品輸送について、既存トレーラーの改造や新規の輸送用架台の作成等に取り組み、トレーラー輸送から海上輸送へのモーダルシフトを行い、CO2排出量の削減とドライバーの負担軽減を実現した。
(株)クラベ、日本通運(株)は、広島県からベトナムへの輸出品輸送について、輸出港を名古屋港から福山港に変更することで、地方港の活性化及びCO2排出量の削減、ドライバー負担軽減を実現した。
山九(株)、三井化学(株)、旭化成(株)は、千葉県と山口県・広島県間の樹脂の輸送について、トラック輸送から海上輸送への往復モーダルシフトを行い、CO2排出量の削減とドライバーの負担軽減を実現した。
輸送に関しては、20ftサイドエンドオープンコンテナの利用により、貨物のハンドリング回数低減、輸送品質の向上を可能とした。
オリオン機械(株)、センコー(株)は、北海道から西日本エリアへの配送に対し、兵庫県・福岡県にストックポイントを設置。陸送による直送運行から大型幹線による海上輸送へ切り替え、CO2排出量の削減並びにドライバーの負担軽減を実現した。
日本梱包運輸倉庫(株)、YKK AP(株)は、宮城県~富山県間の建材商品の輸送について、21mフルトレーラーの乗務員乗継運行による往復輸送を実施し、CO2排出量の削減とドライバーの負担軽減を実現した。
NEXT Logistics Japan(株)、アサヒグループホールディングス(株)、江崎グリコ(株)、千代田運輸(株)、トランコム(株)、(株)ニチレイロジグループ本社、日本梱包運輸倉庫(株)、日野自動車(株)、三菱HCキャピタル(株)、(株)ユーネットランスは、「ドライバー不足によりモノが運べなくなる」という社会課題の解決に向け、より少ない人と車両で多くの荷を運ぶための高効率幹線輸送スキームを構築、CO₂排出量の削減及びドライバーの負担軽減を実現した。
ネスレ日本(株)、鈴与(株)、鈴与カーゴネット(株)は、九州から関東への「ネスレ ヘルスサイエンス」製品の輸送について、トラック輸送からフェリー利用による海上輸送へのモーダルシフトを実施し、CO2排出量の削減とドライバーの負担軽減を実現した。
アイシン北海道(株)、鈴与(株)、鈴与カーゴネット(株)は、北海道から宮城県への自動車部品の輸送について、車両積載方法や生産量の調整等を行い、1200パレット(1200mm×1000mm)に合わせて14mシャーシを活用した海上輸送を実施し、CO2排出量の削減とドライバーの負担軽減を実現した。
(株)ニチレイ・ロジスティクス東海は、トラック予約システムを導入することで、入庫時間の事前予約が可能となり、トラック待機時間の削減によるCO2排出量の削減を実現した。
(株)住友倉庫は、倉庫会社では国内初となるグリーンボンドで調達した資金で保有施設の環境負荷低減に向けた設備投資を行っている。国内倉庫約60棟の照明器具のLED化、空調の省エネ機器への更新、海外子会社における太陽光発電設備の設置により、電力使用量の削減を通じCO2排出量の削減を実現した。
日鉄物産(株)、(株)住友倉庫は、中国からのアパレル製品の輸入について、輸入コンテナの揚地港を大阪港から納入先近隣の地方港(広島県)に変更することで、長距離のトラックによるコンテナ輸送を短縮し、CO2排出量削減及びドライバー不足への一助となる輸送効率化を実現した。
(株)ロジスティクス・ネットワークは、北海道から福岡県への冷凍食品の輸送について、トラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトを実施し、CO2排出量の削減及びドライバーの負担軽減を実現した。
従来は、福岡県から北海道への片道の鉄道輸送のみとなっていたが、北海道内での空パレット搬送および福岡県への鉄道輸送を組合わせることで「7日間でのフルラウンド輸送」を可能とした。
F-LINE(株)業務本部 東日本ブロック 南関東支店 マルチモーダルサービスセンターは、BCP型物流ネットワークの構築やトレーラーによる中継リレー便(リレーライナー)の実施、長距離輸送のモーダルシフト(レールライナー)など様々な取り組みにより、CO2排出量の削減と輸送の安定化を実現した。
(株)ニチレイ・ロジスティクス東海は、愛知県内2箇所の物流センターで実施していた加工冷凍食品の共同配送について、新たに集約拠点を設置し、車両台数を適正化することで、CO2排出量の削減及び物流効率化を実現した。
また、同センターではトラック予約システムを導入しており、トラック待機時間の削減によるCO2排出量の削減も実現した。
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日本物流記者会賞 |
浪速運送(株)は、ファッションカー第1号の誕生(1968年)を足掛かりとして、モーダルシフトを目的とした車両の製作など、複数種類のハンガーコンテナ車を開発し、ダンボールケースレス輸配送によるCO2排出量の削減を実現した。
また、53年に渡る歩みの中で、大手量販店(複数社)へのハンガー共同配送を実現し、大幅な納品車両台数の削減及び段ボールレスで店舗側の品出し作業の軽減を実現。百貨店物流においては、納品代行への移行・集約を進めることで、百貨店調達物流における全体的な運行車両台数を大幅に削減し、現在は百貨店業界の標準的な調達物流の仕組みとして定着している。 |
一般社団法人 日本物流団体連合会 物流環境大賞事務
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