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物流環境大賞

物流団体連合会では、平成12年6月、物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図り、物流の健全な発展に貢献された団体・企業または個人を表彰する「物流環境大賞」を創設いたしました。
これは、近年、物流分野においても環境との調和がますます重要となっているという現状から、物流部門において、優れた環境保全活動や環境啓蒙活動、あるいは先駆的な技術開発などを行なうことにより、環境負荷軽減の面から物流業の発展に貢献された方々を表彰する制度です。

第4回(平成15年度)表彰受賞者の概要

物流環境大賞
・受賞者
 ㈱日立物流
・功績事項
   総合的、先進的な環境対策の推進
 ・コメント
 環境先進企業としての使命感をもち、早い時期から環境対策に熱心に取り組み、モーダルシフトの推進、先端的環境技術の開発、静脈物流の全国展開、全従業員参加の環境改善運動の実施等、数々の環境施策を意欲的に推進し大きな成果を挙げた。
特に、モーダルシフトの推進については、これまで難しいとされていた中距離輸送分野において、独自の工夫の下にこれを実現し、今後のモーダルシフト推進の方向性を示した。
物流環境保全活動賞
(2件)
・受賞者
 日本郵船株式会社
・功績事項
 海運業界初の全運航船舶管理システムの構築
・コメント
 先進海運企業として環境問題に熱心に取り組み、海運業界で最初に全運航船舶を対象とした環境保護及び安全運航に関する指示伝達システムである「NAV9000」を構築し、多大な改善実績を挙げた。
 また、運航燃費節減のため、環境データ算出システムの開発や船底防汚塗装の採用など多岐にわたる活動を実施し、大きな成果を挙げた。

・受賞者
 株式会社商船三井
・功績事項
 環境マネージメントシステムをベースにした環境保全対策の推進
・コメント
 企業理念として環境保全活動を重視し、その理念と方針を「環境憲章」として制定すると共に、その憲章の内容を具現化するため独自の環境マネージメントシステムである「MOL EMS21」を構築し、環境保全活動の推進を図った。
 特に、タンカーのダブルハル化、環境ホルモンの影響の少ないスズフリーペイント塗装の促進、オゾン層保護のための非フロン冷媒使用の冷凍コンテナの採用など海洋汚染防止、大気汚染防止の面で多大な成果を挙げた。
物流環境啓蒙賞
(該当なし)
物流環境負荷軽減技術開発賞
(該当なし)
物流環境特別賞
・受賞者
 ・佐川急便株式会社殿
・功績事項
 ・全社的な環境活動の推進
・コメント
 ・気候変動枠組条約第三回締約国会議が開かれた京都市に本社を置く企業として、環境対策に熱心に取り組み、京都議定書の削減目標を達成するため、一民間企業としてできるだけの努力をするという方針の下に、天然ガス自動車の大量導入、自家用CNGスタンドの設置推進、長距離幹線輸送におけるモーダルシフトの推進、専用キーチェーン装着によるアイドリングストップの徹底、家電四製品の静脈物流の展開など、数々の施策を積極的に推進し大きな成果を挙げた。
一般社団法人 日本物流団体連合会
物流環境大賞事務局

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-3 全日通霞が関ビル5階
電話:(03)3593-0139 / FAX:(03)3593-0138

過去の受賞者概要

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