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物流環境大賞

物流団体連合会では、平成12年6月、物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図り、物流の健全な発展に貢献された団体・企業または個人を表彰する「物流環境大賞」を創設いたしました。
これは、近年、物流分野においても環境との調和がますます重要となっているという現状から、物流部門において、優れた環境保全活動や環境啓蒙活動、あるいは先駆的な技術開発などを行なうことにより、環境負荷軽減の面から物流業の発展に貢献された方々を表彰する制度です。

第8回(平成19年度)表彰受賞者の概要

物流環境大賞
・受賞者
 株式会社日立物流殿
・功績事項
 環境適合物流への総合的な取り組み
・コメント
 「人と自然を大切にする」という経営理念に基づき、「環境との調和を最優先課題の一つ」と位置付け、持続可能な社会実現へ向けて、連結環境経営を推進している。環境管理体制の強化、次世代製品とサービスの提供、環境に配慮した事業場の構築、及び環境コミュニケーションの構築を4つの柱として取り組んでいる。
物流環境保全活動賞(2件)
・受賞者❶
 ・日本オイルターミナル株式会社
 ・京葉臨海鉄道株式会社
・功績事項
 21世紀型の鉄道石油輸送
 『スーパー・オイル・エクスプレス(SOE)』列車の運行実現
・コメント
 作業を改善し、最高速度が時速95キロのタンク車(タキ1OOO形式)で編成する高速石油タンク列車を投入することにより運用効率100%化列車(1日1往復運行)の輸送区間を280KM(千葉・郡山、川崎・郡山間)に拡大した。

・受賞者❷
 ヤマト運輸株式会社
・功績事項
 しくみ・機器・人の3つの側面での環境保護活動
・コメント
 環境と経済の両立を目指して、企業としての成長を維持しながらCO2総排出量を削減するため「ヤマト運輸地球温暖化防止目標」を掲げ、しくみでは「車両台数の抑制」、機器では「低公害車の導入・軽自動車の積極的活用」、人では「エコドライブの推進」等の3つの側面すべてにおいて、全社的な環境保護活動を行っている。
物流環境啓蒙賞(2件)
・受賞者❶
 ・財団法人運輸低公害車普及機構殿
・功績事項
 ・EMS(エコドライブ管理システム)普及促進事業の推進
・コメント
 ・CO2排出抑制効果の大きいエコドライブを国の補助事業(EMS普及事業)の実施主体として推進している。平成18年度までに1500事業所3万台を超えるトラックに運行データ収集機器を装着するとともに、エコドライブに関する運行データを分析・診断し個々の運転者や事業者に対して情報提供と指導を行っている。
・受賞者❷
 社団法人鉄道貨物協会殿
・功績事項
 エコレールマークの推進
・コメント
 商品やカタログなどにエコレールマークを表示することにより、一般消費者に対し、環境にやさしい鉄道によって運ばれている商品であることを示し、モーダルシフトへの取り組みに消費者と企業が一体となって参加するしくみを作った。
物流環境負荷軽減
技術開発賞(2件)
・受賞者❶
 ・石油資源開発株式会社
 ・大阪ガス株式会社
 ・日本石油輸送株式会社
・功績事項
 新たに開発した30FTタンクコンテナを用いたLNGの鉄道輸送
・コメント
 30ftタンクコンテナによるLNGの鉄道輸送方式を開発し、パイプライン敷設に適さない遠隔、中規模都市における都市ガス原料の天然ガスヘの移行を可能にした。

・受賞者❷
 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構
・功績事項  
 環境にやさしく経済的な電気推進内航船(スーパーエコシップ・フェーズ1)の
 開発及び普及による内航海運の環境負荷低減
・コメント 
 船舶共有建造制度を活用して環境にやさしく経済的な貨物船「新衛丸」をはじめとする電気推進内航船(スーパーエコシップ・フェーズ1)の建造を推進するとともに、大型化せずに二重船殻構造と輸送ロットの確保を両立させる新船型を開発した。
物流環境特別賞(1件)
・受賞者
 王子運送株式会社
・功績事項
 スーパー・グリーン・シャトルの活用による荷主へのCO2削減提案
・コメント
 東京発大阪宛ての輸送荷主に対し、31フィートコンテナを用いて新たに開発されたスーパー・グリーン・シャトルによる輸送プランを構築、提案し、1社で東京発のグリーンシャトル便を大量に利用している。
一般社団法人 日本物流団体連合会
物流環境大賞事務局

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-3 全日通霞が関ビル5階
電話:(03)3593-0139 / FAX:(03)3593-0138

過去の受賞者概要

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